廃棄物について②– 2025428

今回は廃棄物の中でも「高レベル放射性廃棄物」について考えたいと思います。
弊所では主に、産業廃棄物の収集又は運搬、処分に関わる許可申請のお手伝いをさせていただいており、高レベル放射性廃棄物との関係性は薄いかと思います。

一方で産業廃棄物と同様、現状の技術では「廃棄物」でありますし、直接、役所による説明を聞くことができる機会に恵まれたため以下に記載いたします。

「高レベル放射性廃棄物」とは原子力発電所で使い終わった燃料について再処理する際に残る廃液を、ガラスと融かし合わせて固めたものをそう呼ぶそうです。

その高レベル放射性廃棄物を、最終的にどう安全に処分するのか…非常に悩ましい問題だと思います。

国としては基本的に、地下深くの地層に埋める想定だそうです。
日本国内にて保管中の、一番古い高レベル放射性廃棄物ですと地上での保管期限が2045年だそうです。

残りわずか20年で期限を迎えてしまう高レベル放射性廃棄物が国内に存在することを知り、衝撃を受けました。

さて、具体的にどのように最終処分をするのか…全国的な課題であり原子力を含む電気を多く使ってきた(現在も毎日欠かさず使っている)現世代の1人として、考え続けて参りたいと思います。

所員PN.U

※2025年4月28日に執筆したものを2025年5月25日に投稿し公開しました。