人が亡くなれば財産を保有することはできませんので、故人が生前に形成した財産は相続人に承継されます。 例えば、故人に配偶者と子がいれば、それぞれの持分は配偶者が2分の1、子が2分の1となることが原則です。これを「法定相続分」といいます。 これには例外があります。生前に長男にだけ多額の贈与をして財産が減少していたり、晩年に長女が介護に尽力したことで財産の減少を少なくできたりなどの事情があれば、画一的に法定相続分で分けることで不平等が生じます。...
「行政書士試験」今後は…
令和5年度行政書士試験が令和5年11月12日(日)に実施されました。受験された方々はお疲れさまでした。またこれから受験を考えている方々は、試験では「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」が出題され、法令の条文について問う問題や判例の理解を問うものがあり難解な問題も多いのでしっかりと準備して来年以降の試験にのぞまれてください。試験では細かい知識も必要になってきますが、継続して学習を継続することや過去問を回して知識を着実につけることができれば十分に合格できる試験です。行政書士としてこれから活躍する皆様の...
行政書士 紹介
智枝子先生! 自己紹介 大学を卒業して、夫の転勤が多いのを言い訳にして就職もせず、かなりのんびりと子育てをし、子供が手を離れてからは、子育て支援のボランティアをかなり頑張っていました。その活動の中で、当然のように児童虐待の問題にぶつかり、100円禿が出来るほど悩んでも、防止することは出来ず、法律を学べば何らかの助けになるのではないかと思い、行政書士の試験を受けました。 でも、法律では家庭の中の児童虐待を防止することは不可能ですね。開業して行政書士となりましたが、今は、地域の方のお困り事や、終活のお手伝いをしています。...
経営事項審査申請における技術職員の資格について
令和5年1月改正より、経営事項審査申請において、一級国家資格一次試験合格者でも資格の点数加算が認められるようになりました。二級国家資格者は2点、実務経験者は1点が加算されますが、一級国家資格一次試験合格者は4点が加算されます。ただし、一級国家資格一次試験合格者は、専任技術者の要件を満たさないことにご留意ください。そのため、一級国家資格一次試験合格者は、一次試験合格証の他に、二級国家資格者証または実務経験(10年)の確認資料を添付して、専任技術者の要件を満たしていることを疎明する必要があります。Pen...
相続登記の義務化について
来年令和6年4月1日より、相続で取得した不動産は、今までと違い必ず相続による名義変更の登記をしなければいけなくなりました。3年間ほっておくと10万円以上の過料(刑法の罰金とは違いますが、行政上のペナルティーみたいなもの)がかかります。過去に相続した不動産も3年間の猶予がありますが、同じく相続登記をしなければいけなくなりました。先日、拙事務所で24年前と25年前に亡くなった方の相続手続きを、続けて受任しました。当然、相続登記をやってないです。2件とも相続登記義務化を耳にして手続きを進めることにされたようです。相続登記をしないでいるうちに...
行政書士になるには・・・
行政書士になるには・・・ 行政書士になる方法はいくつかありますが、一般的には行政書士試験を受験し、合格するルートが多いです。試験に合格すれば、次の日から行政書士になれるわけではなく、行政書士登録が完了しなければ、自らを「行政書士」と名乗ることは出来ません。行政書士試験は11月に行われ、1月末頃に合格発表があります。(Pen name:ごう)...