建設業許可 注意点その1

建設業許可申請をする際、専任の技術者になる者は、国家資格または10年の実務経験などが必要になります。
国家資格は合格証1枚で完結しますが、10年の実務経験は多くの人が確認書類を集めるのに苦労します。
その中の1つが、工事請負契約書等の写しになります。実務経験の場合、実際に工事を遂行したことを
証明する必要があるため、福岡県では工事請負契約書、注文書、請求書のいずれかの写しを用意しなければなりません。
そこで注意してほしいことは、工事請負契約書等に「○○工事」(たとえば、電気工事)と書かれているかということです。
よくある間違いとして、「メンテナンス」「修理」と書かれている場合、建設業法上は工事と認められません。
また、たとえば100万円の機械製品を設置工事した場合、「○○設置工事」と書かないで、ただ単に
機械製品名だけを請求書に書いただけでは、物販として解釈されるため、工事とは認められません。
今後、実務経験で建設業許可を取得しようと考えている建設業者さまは、工事請負契約書等の書き方に
十分気をつけてください。PN.On